リーグ首位を目指す三河とCS進出を狙う大阪が激突、第1Qの戦い方がカギを握る

 B1リーグの連勝記録更新が視界に入っていたシーホース三河。前節は滋賀レイクスターズと相まみえ、1戦目は粘る相手を振りきって連勝を13に伸ばしたが、2戦目は第1クォーターを9得点に抑えこまれ、今季チーム最少の65得点で敗れた。金丸晃輔が2戦合計47得点をマークし、今季初めてスターターに名を連ねた高橋マイケルも良い働きを見せたが、桜木ジェイアールが欠場した影響はあった。リーグ全体の1位まで1ゲーム差という状況は変わらず、残り5試合での逆転を狙う。

 大阪エヴェッサ琉球ゴールデンキングス戦を1勝1敗で終え、西地区2位を死守した。第1クォーターで16点のビハインドを背負った1戦目は敗れ、2戦目は逆に第1クォーターを8失点に抑えてリベンジ。地区2位を争う上で琉球戦の勝ち越しを決めたことは大きいが、1ゲーム差の状況はそのままだ。

 今節は地区首位と2位の顔合わせだが、三河にはリーグ1位を1ゲーム差で追う立場という意識があり、2位の大阪には1ゲーム差で追われる立場という意識がある。どちらも、チャレンジャーとしての姿勢を見せられるかどうか。特に第1クォーターで受け身に回らないことが大事になるだろう。

文=吉川哲彦

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