B2リーグ第29節第1戦が4月29日に各地で行われた。
中地区首位の西宮ストークスは敵地で同2位のFイーグルス名古屋を下し、地区優勝マジックを「1」とした。最初の10分間で3点のビハインドを背負い、続く第2クォーターも追いかける展開が続いたが、残り3分5秒から谷直樹の2本の3ポイントシュートなどで10得点をマーク。その間、無失点に抑え逆転に成功する。2点リードで迎えた第3クォーターは道原紀晃の9得点など計17点を積みあげた。点差を広げて突入した最終クォーターは点の取り合いとなるも、終始リードを保ったまま試合を進め最終スコア85-73で勝利を収めた。
西地区2位争いとワイルドカード争いを繰り広げる熊本ヴォルターズと広島ドラゴンフライズの試合は、ホームの熊本に軍配が上がった。前半を32-39とリードされ迎えた第3クォーターの開始42秒から中西良太の得点を皮切りに6連続得点をマークし、残り6分27秒には逆転に成功。その後も神原裕司、古野拓巳の3ポイントシュートなどでリードを広げると、守っては相手の得点を14点に抑え60-53で同クォーターを終えた。最終クォーターはポール・ビュートラックが10得点をマークするなど、相手を上回る24点を積みあげ、最終スコア84-74で白星を手にした。
青森ワッツはホームで山形ワイヴァンズと対戦。前半は39-42と拮抗した展開となったが、第3クォーター開始早々に菅俊男の連続得点で逆転に成功すると、その後も菅とカイル・バローンを中心に一挙31得点を積みあげ点差を12点に広げる。70-58で迎えた最終クォーターはロースコアな展開となったが、15点を挙げて相手を突き放し、最終スコア85-69で勝利を収めた。
ホームで鹿児島レブナイズに勝利した愛媛オレンジバイキングスは4試合ぶりの白星。第1クォーターから相手にバランス良く得点を決められ22-35と13点のビハインドを背負い、第2クォーターも点差を広げられ21点ビハインドで前半を折り返した。しかし、第3クォーターで24点を記録して反撃すると、13点ビハインドで迎えた最終クォーター開始早々にクレイグ・ウィリアムス・ジュニアの3ポイントシュートが決まると、伴晃生にも2本の3ポイントが飛びだし、試合終了残り3分33秒に同点に追いつく。直後の同3分5秒にウィリアムス・ジュニアの得点で逆転すると、守っては相手の得点をわずか10点に抑え、最終スコア90-80で接点を制した。
【試合結果】
Fイーグルス名古屋 73-85 西宮ストークス
熊本ヴォルターズ 84-74 広島ドラゴンフライズ
愛媛オレンジバイキングス 90-80 鹿児島レブナイズ
信州ブレイブウォリアーズ 83-74 アースフレンズ東京Z
岩手ビッグブルズ 55-73 群馬クレインサンダーズ
香川ファイブアローズ 62-83 島根スサノオマジック
東京エクセレンス 77-85 バンビシャス奈良