CS1回戦で約5カ月ぶりの激突、A東京ギャレットと三遠チルドレスの主導権争いが勝敗を分ける

 チャンピオンシップはクォーターファイナル4カードのうち3カードが同じ地区同士の対戦となったが、唯一他地区との対戦となるのがアルバルク東京三遠ネオフェニックスの一戦。今シーズンの対戦は2試合のみで、実に5カ月前まで遡る。互いにスカウティングの重要度が大きく増すことになる。

 A東京は最終節で秋田ノーザンハピネッツに連勝して、東地区2位の座を守った。1戦目は取られては取り返す激しい展開となったが、最後はディアンテ・ギャレットジェフ・エアーズの得点で白星。2戦目はザック・バランスキーがディフェンスで貢献し、秋田を52得点に抑える快勝で締めくくった。

 三遠も中地区2位から転落する可能性があったが、富山グラウジーズ戦を1勝1敗で乗りきりその座を守った。1戦目は田渡修人が3ポイント5本を含む20得点をマーク。2戦目はリバウンドが相手を大きく下回り、序盤の劣勢を最後まで跳ね返せなかった。

 A東京が連勝した今季の対戦時といえば、三遠はジョシュ・チルドレスが加入して間もなく、新たなチームスタイルを模索していた頃。A東京も外国籍選手が入れ替わっている中、興味深いのはやはりギャレットとチルドレスの主導権争いだ。

文=吉川哲彦

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