CS優勝にあと一歩届かず、川崎の北卓也HC「相手にやりたいことをやらせてしまった」

選手に指示を出す川崎の北 卓也ヘッドコーチ [写真]=新井賢一

 5月27日に国立代々木競技場第一体育館でB.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2016-17のファイナルが行われ、川崎ブレイブサンダースが栃木ブレックスと対戦。4点リードで迎えた最終クォーターに26失点を喫し、最終スコア79-85で敗れた。

 チームを指揮した北卓也ヘッドコーチは「最後の最後までわからない展開でした」と話しながらも、「1つのプレー精度の違いによって勝敗が分かれた」と分析。「相手の強みを出させたということが一番。やりたいことをやらせてしまった」と敗因を口にした。また、「古川(孝敏)選手に3ポイントを打たせてはダメ」(北HC)という指示を出していたが、結果的には6本の3ポイントを含む計16本のシュートを打たせて21得点を与えた。

 チームは今季、第92回天皇杯・第83回皇后杯(オールジャパン2017)とCSでいずれも優勝にあと一歩届かなかった。指揮官は「決勝まで進んで同じような悔しい想いをさせてしまったことは責任を感じている。選手たちには『お疲れさまでした』、『ありがとう』と言いたいです」と話した。

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