元富山の比留木謙司、三遠に加入「自分の経験、力すべてをチームへ捧げる」

三遠への加入が発表された比留木 [写真]=B.LEAGUE

 三遠ネオフェニックスは7月4日、元富山グラウジーズ比留木謙司と選手契約を締結したことを発表した。

 31歳の比留木は196センチ94キロのパワーフォワードで、八王子高校卒業後の2005年からストリートボールに参戦。その後はサンディエゴ・シティ・カレッジを経て、2008年にbjリーグのライジング福岡(現ライジングゼファーフクオカ)へ入団し、富山、東京アパッチ、レラカムイ北海道(現レバンガ北海道)、熊本ヴォルターズに所属した。昨季復帰した富山では3月から選手兼通訳に就任し、レギュラーシーズン計47試合の出場で97得点(1試合平均2.1得点)を挙げたが、5月31日に自由交渉選手リストに公示された。また、ファンのSNS投票により2016-2017シーズンのユーモア選手賞に選出され、今オフシーズンは3x3 PREMIER.EXEに参加するなど多方面にわたり活躍している。

 三遠加入が決まった比留木は、クラブの公式HPで「チャンピオンシップや優勝経験のあるチームに来られて興奮しているとともに、クラブ、ならびにスタッフの方々が、私を選手として迎え入れてくれたことに感謝したいと思います。自分の持てる経験、力すべてをチームへと捧げて優勝を目指したいと思います!」とコメントした。

 一方で、退団が決まった富山のHPでは「Bリーグ初年度、残留争い、残留プレーオフなど初めての事ばかり、そして辛い時期もありました。ですが、その辛い時期を乗り越えられたのは間違いなく球団、選手、スタッフ、そしてなによりもファンの皆という『家族』がいたからだと思っています」と振り返り、「これからも県民と球団、そして選手たちが一丸となって闘ってゆく姿を僕に見せて下さい!1シーズンと短すぎる期間でしたが、最高に素晴らしい時間をもらえました!富山の皆さん!グラウジーズファンの皆さん!ありがとうございました!」と述べた。

 なお、三遠は4日時点で、ロバート・ドジャー大口真洋太田敦也鈴木達也岡田慎吾田渡修人大石慎之介鹿野洵生の残留に加え、元京都ハンナリーズ川嶋勇人、元横浜ビー・コルセアーズ岩田涼太との契約締結を発表している。

モバイルバージョンを終了