波多野和也が昨季在籍した古巣と対戦、ブラウンとのマッチアップも見応え十分

 第2節の栃木ブレックス戦に続いて、前節の大阪エヴェッサ戦も1勝1敗で乗りきった島根スサノオマジックが、5勝1敗で西地区首位を走る琉球ゴールデンキングスをホームに迎え撃つ。

 大阪戦との1戦目は第1クォーターで7得点とつまずいたものの、第2クォーター以降はジョシュ・スコットを中心に着実に得点を重ねて勝利。しかし2戦目は、第3クォーターまでに20点差をつけられて敗れた。ただ、ブレンダン・レーンギャレット・スタツの仕事ぶりは安定しており、日本人選手も1戦目で渡邊翔太が13得点、2戦目で佐藤公威が3ポイント6本を含む24得点。得点が分散しているのは良い傾向だ。

 琉球は滋賀レイクスターズから2勝をもぎ取り、5連勝中。1戦目は12本の3ポイントを炸裂させたほか、ハッサン・マーティンが21得点9リバウンド4ブロックとゴール下に君臨した。2戦目は第4クォーターに一時11点リードを許したが、金城茂之らの3ポイントが効果的に決まって逆転で星を拾った。

 島根は前節に波多野和也が今季初出場。今節は昨季在籍した古巣との対戦であり、アイラ・ブラウンとのマッチアップも見応え十分。強敵を打ち破るには、波多野のハッスルが欠かせない。

文=吉川哲彦

モバイルバージョンを終了