ゲームを終えると、金丸晃輔は「点の取り合いみたいな試合展開」と振り返った。10月28日にウィングアリーナ刈谷で行われたB1リーグ第6節第1戦で、シーホース三河は名古屋ダイヤモンドドルフィンズを相手に106-89と大量得点を挙げ快勝。「オフェンスはすごくいい形で入れた。逆に、ディフェンスで89点を取られているので、修正すべき点が結構ある。それを修正したい」
この試合でBリーグ通算1000得点を記録した金丸は、チームハイの19得点を挙げたものの「2ケタ得点が6人もいて、バランス良く攻めている」と、スコアラーに偏りがないことに言及。「プレータイムを見ても、30分を超えている選手が今日はダニエル(オルトン)が一人、他は20分台なので、すごく理想的な試合だと思う」と続けた。
開幕戦で栃木ブレックスに敗れた三河だが、この勝利で9連勝を達成。「ただ9連勝したのではなくて、内容が非常にプラスなので、その点はすごくいいことだと思う。9試合の中で、ロースコアのゲームとハイスコアのゲームがある。ロースコアでもハイスコアでも勝てているというのは、チームとしては大きいこと」と勝ち試合の多様さを評価した。
名古屋Dは、三河が昨シーズンのホーム開幕戦で連敗を喫した相手だ(第1戦は82-87、第2戦は73-78)。それについて意識があったかと問われると「多少あった」と応え、「去年は負けているので、今日は負けないように。『一生懸命やれば負けることはない』と思っていた。今日は勝てて良かった」とコメントした。
敵軍には元チームメートの柏木真介が在籍。金丸は「ちょっと違和感があった」と笑い、「柏木さんはウチのバスケットをよく理解している。ちょっと警戒はしていたが、そこまでやられた感じはなかった。ただ、向こう(名古屋D)はすごく攻撃が速く、その点は柏木さんがチームメートに言っていたのではないかと思う。明日(第2戦)はそこも修正したい」と話した。