好調を維持するサンロッカーズ渋谷、島根スサノオマジックに連勝し東地区上位浮上なるか

 アウェーでのレバンガ北海道戦から中3日という負担の大きい状況ではあるが、連勝した勢いのままに戦えることはサンロッカーズ渋谷にとってはチャンスでもある。連敗から抜け出せない島根スサノオマジックを相手に、その勢いを持続することができるか。

 オフェンス力のある北海道が相手でもSR渋谷のディフェンスは冴え、1試合平均得点が80点を超えていた北海道を2戦とも60点台に抑えた。オフェンス面では、長谷川智也が最近9試合中8試合で2ケタ得点と存在感を増している。ロバート・サクレも現在9試合連続2ケタ得点と安定感抜群だ。

 島根の連敗は滋賀レイクスターズ戦で「7」まで伸びた。1戦目は激しい守り合いの末に延長に突入したが、延長でターンオーバーを連発。2戦目は前半5点リードで折り返しながら、後半に51失点。5試合連続で70得点未満のオフェンスに加えて、ディフェンスでも課題を残した。

 SR渋谷はやはりそのディフェンスで島根を封じたいところ。相手のシュートに対してプレッシャーをかけ、現在リーグ1位のリバウンドを増やしたい。ジョシュ・スコット以外の得点が伸びない島根は、前節に今季初めて2戦連続2ケタ得点を挙げた相馬卓弥に期待がかかる。

文=吉川哲彦

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