昨シーズンの王者同士が激突、西宮ストークスは攻撃面の改善が求められる

 開幕5連敗から少しずつ立て直してきたものの、ここにきてまた4連敗。昨季B2を制覇した西宮ストークスも、序盤はB1の洗礼を浴びた。連敗に歯止めをかけて仕切り直しといきたいところだが、今節の相手は昨季B1王者の栃木ブレックスだ。

 前節の琉球ゴールデンキングス戦、1戦目は第1クォーターで18点差と圧倒され、最後まで流れをつかめず32点差の大敗。2戦目はドゥレイロン・バーンズが第4クォーターだけで23得点と大爆発しただけに、第3クォーターまでにつけられた18点差が痛かった。

 栃木は、アシスタントコーチから正式に昇格した安斎竜三ヘッドコーチの初陣となった川崎ブレイブサンダース戦の1戦目に、ライアン・ロシターの劇的3ポイントで勝利。2戦目は敗れたが、田臥勇太竹内公輔が現在3試合連続2ケタ得点と数字を上げてきており、巻き返しへの期待もふくらむ。

 西宮は開幕からの9試合で2ケタ得点を6度記録した谷直樹が、その後の6試合で1度しか2ケタ得点がなく、梁川禎浩道原紀晃も得点がやや減少傾向にある。すべてホームゲームで戦う11月の6試合を全敗で終えることは是が非でも避けなければならず、3人の奮起が不可欠だ。

文=吉川哲彦

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