4勝13敗で並んでいた大阪エヴェッサとの対決を2戦とも落とした西宮ストークス。今節は新潟アルビレックスBBをホームに迎える。
大阪戦は2戦とも2ポイントの成功率が低く、ジョーダン・ヴァンデンバーグが欠場した影響もあったとはいえ、インサイドで相手に脅威を与えることができなかった。また、1戦目は得点を期待されている選手に得点が偏り、2戦目はある程度得点が分散したものの肝心の得点源の数字が下がった。その中で、松崎賢人が今季初めてスターター起用され、一定の結果を残したことは光明だ。
一方、新潟も千葉ジェッツと相まみえた前節は連敗。1戦目はダバンテ・ガードナーの34得点と池田雄一の5本の3ポイントも実らず5点差の惜敗。2戦目は前半でわずか21得点に抑えられ、後半の60得点も焼け石に水だった。しかし、地元の新潟経営大学から加わったばかりの今村佳太はその才能の片りんを見せた。
かつて西宮に在籍していたガードナーと畠山俊樹にとっては、今回の対戦は初の凱旋。一足早くB1に戦いの場を得た2人がその貫禄を示すか、それとも松崎や道原紀晃、谷直樹らかつてのチームメートがホームを守るか。特にガード同士のマッチアップは見応え十分だ。
文＝吉川哲彦