“関西ダービー”3連勝中の大阪、両指揮官による駆け引きにも注目

 前節の大阪エヴェッサは、川崎ブレイブサンダースを相手に連敗。1戦目は橋本拓哉が18得点、今季2度目のスターター起用となったデイビッド・ウェアが17得点と奮起したが、序盤から主導権を握られたまま敗戦を喫した。2戦目は第1クォーターのオンザコートを1に戻したにもかかわらず、やはり序盤にビハインドを負ってしまい、第4クォーターの追いあげも実らず敗れた。

 今節は京都ハンナリーズとの対戦。その京都は、昨季から数えて10度目の対戦で初めてシーホース三河に土をつけた。1戦目は終始相手のオフェンスを止められず、99失点。2戦目も後半に51点を取り合うハイスコアな展開となったが、第2クォーターで相手を11得点に抑えたことが勝利につながった。岡田優介が1戦目で12得点、2戦目で17得点と存在感を示したほか、伊藤達哉も2戦計16得点17アシストと大きく貢献した。

 大阪は今季まだ7勝だが、“関西ダービー”は4勝4敗で現在3連勝中。前回の対戦で連敗した京都からも白星を勝ち取って、関西で最も歴史のあるプロチームの意地を見せられるか。bjリーグ時代から好勝負を繰り広げてきた桶谷大、浜口炎の両ヘッドコーチの駆け引きも勝負のアヤとなるだろう。

文=吉川哲彦

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