1月12日に放送されたボストン・セルティックス対フィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦に中東泰斗(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)選手がゲスト出演しました。中東選手に、今季のNBA、Bリーグのことなどについて話してもらいました。
素材提供=WOWOW
――今日、NBAの解説をしてみてどうでしたか?
中東 凄く楽しかったです。選手目線で解説することを心掛けました。
――今日の試合はいかがでしたか?
中東 途中までセブンティシクサーズが22点差つけていましたが、セルティックスがこのまま終わるわけはないと思っていました。案の定、この結果(114対103でセルティックス勝利)になりました。でも、セブンティシクサーズを応援していたので、心のどこかでセブンティシクサーズに勝ってほしいなと思っていました。前半は、どちらかというとセルティックスの方がシュートの確率が悪くて入らなかったですが、後半はそれを修正してきました。後半になって更にボールムーブが良くなりましたね。あとは、大事なところでのターンオーバーが勝敗を分けたと思います。
――NBAの面白さ、魅力を教えてください。
中東 派手なダンクや凄いハンドリングなど華麗な技が多いので、見ていて思わず唸ってしまいます。そういうプレーがNBAにはたくさんあるので、見れば絶対にNBAにハマると思います。個人的には、僅差だった試合の第4クォーター終盤のオフェンスやディフェンス、プレーコールに注目しています。ラスト3分の試合の運び方や、試合をどうクローズするかなどは、自分のプレーの参考にしていますね。
――今季のNBAで注目しているチームや選手は?
中東 セブンティシクサーズに注目しています。ベン・シモンズが怪我から復帰して、ジョエル・エンビードも昨年よりプレー時間をもらえています。JJ・レディックも加入して、すごいバランスがいいチームだと思います。あとは、マーケル・フルツが怪我から復帰して、どのようにチームが伸びていくかが楽しみです。チーム自体はゴールデンステート・ウォリアーズが好きなのですが、ウォリアーズは強いし見ていても「凄いな」で終わってしまいます。逆にセブンティシクサーズは若いチームで、自分たちと似ている感じがあります。出来上がっているチームよりも、シーズン内で成長していくチームの方が見ていて面白いです。選手ではエンビードが好きですね。バスケを始めてまだ6~7年なのに上手いですよね。トラッシュトークも好きで、あの感じがいいですね。それと、僕は意外とビッグマンが好きで、カール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)も好きです。
――自分が参考にしている選手はいますか?
中東 オフボールのところの動きだとレディックのようなシューター陣、ピックアンドロールの使い方では、ジェームズ・ハーデンやクリス・ポール(ともにヒューストン・ロケッツ)、ラッセル・ウェストブルック(オクラホマシティ・サンダー)を参考にしています。真似まではできないですけど、ピックアンドロールの使い方でうまいのはハーデンだと思います。シュートもパスもうまいのでディフェンスからは予測しにくいですよね。ハーデンの先読みの力は凄いです。
――Bリーグについてお聞かせください。今シーズンここまで振り返ってみていかがですか?
中東 新しくヘッドコーチが変わったので難しいところはありますが、その中でも強豪チームとも渡り合えているので自分たちに力はあると思います。そこを後半戦にしっかりと出して、強いチームにもっともっと勝っていきたいと思います。新年の練習でコーチも言っていましたが、ディフェンスの強度が大事です。仮にシュートが入らなくてもディフェンスをしっかりして相手に点を取られなければ勝てます。
――ご自身、またチームの目標を教えてください。
中東 チャンピオンシップに出ることが絶対条件で、Bリーグで優勝したいです。個人としては、チームをチャンピオンシップに導けるようなプレーをしたいと思っています。カイリー・アービング(セルティックス)みたいに第4クォーターで活躍できる選手になっていきたいです。
――2シーズン目を迎えたBリーグですが、盛り上がりなど昨年と違うと感じることなどありますか?
中東 初年度と比べてメディアの露出は減ったと思うので、ここは自分たちのがんばりどころだと思っています。チームの観客数は、白星がついてきていないので減ってきているのかなと感じます。ホームでしっかりと勝ってお客さんにまた見たいと思わせる試合を続けていくことが大事だと思っています。
――会場まで見に来てくれるファンの方に自分のどんなところ(プレー)をみてほしいですか?
中東 僕の持ち味は運動量だと思っています。色々なプレーに絡んでいるので、素人目には難しいかもしれませんが、存在感を出そうとしているところを見てほしいです。これからは、得点も取っていかなければいけないと思いますので、そこも注目してほしいです。
――最後にファンへメッセージをお願いします。
中東 野球、サッカーよりも点が入るスポーツで、一回見れば絶対にハマると思いますので、ぜひ会場に足を運んで僕のプレーを見に来てください!
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