ハーバート・ヒルの獲得に加えて富山グラウジーズから岡田優も期限付移籍で加入した西宮ストークス。その2人がデビューした琉球ゴールデンキングス戦は、あえなく連敗に終わった。1戦目は岡田がいきなり30分以上に出場してチーム最多の17得点をマークし、ヒルも9得点。2戦目も岡田が11得点、ヒルが15得点と高い貢献度を示したが、2戦とも前半に大量リードを許したのが響く結果となった。第17節終了時点で西地区最下位は変わらず、今節の大阪エヴェッサ戦に最下位脱出をかける。
ただしその大阪は、島根スサノオマジックに連勝して士気が上がっている。1戦目は相手を58得点に抑え、2戦目は84得点での勝利と、攻守両面で一定の成果を見せた。新戦力のキース・ベンソンが数字を残し、橋本拓哉も2戦目で22得点。さらに、昨季チームを支えたエグゼビア・ギブソンの復帰が決定。反撃ムードは高まる一方だ。
大阪は前節の連勝が今季2度目の同一カード連勝だったが、1度目の相手が西宮。大阪はその再現を狙い、西宮はリベンジを期することになる。ともに前回の対戦時にはまだ在籍していなかった選手が多く、彼らがチームにどのようなプラスアルファをもたらすかに注目したい。
文=吉川哲彦