2月16日、西地区首位を独走する琉球ゴールデンキングスが、敵地でサンロッカーズ渋谷と対戦。琉球は、立ちあがりから持ち味の堅いディフェンスで相手の攻撃を封じ、前半を35-29の6点リードで終えると、ヒルトン・アームストロングのファウルトラブルはあったものの、高い運動量で相手にプレッシャーをかけ続け、一度も追いつかれることなく70-57で第1戦を制した。
試合後、佐々宜央ヘッドコーチが会見場に姿を見せると、「オフェンスの取り方はまだ成長が必要だが、ディフェンスでは(ロバート)サクレや(ジョシュ)ハレルソン、満原(優樹)のような得点源をちゃんと守れたと思う。チームディフェンスの中で相手の個人のオフェンスをしっかりつぶしていったことが勝利につながった」と勝因を分析し、「オフェンスでは、インサイドを経由していかにアウトサイドから打ちきれるかを考えていた」とゲームプランを明かした。
また、ホーム開幕戦で19点差をつけられて敗れた第1節以来となった対戦について、「開幕戦で大敗した試合は忘れられない。いい状態でチームを始められなかったことと、チームに対しての自分の無力さが悔しかった」と話したが、「開幕節と比べると、オフェンスではウィングやコーナーにパスが出せるようになったし、ディフェンスではチームで連動してディフェンスができるようになった」とチームの成長ぶりを評した。