2月16日、川崎市とどろきアリーナでB1リーグ第20節第1戦が行われ、東地区3位の川崎ブレイブサンダースと同地区6位のレバンガ北海道が激突した。
ホームの大歓声を背に戦う川崎だったが、序盤から北海道の猛攻を受けて最大21点のビハインドを背負った。しかし、第3クォーターに入ると反撃を開始。シックスマンの藤井祐眞を中心に怒とうの追いあげを見せると、最後の10分間で逆転に成功し、最終スコア77-72で見事な大逆転勝利を収めた。
この試合、計17得点4アシスト2スティールを挙げて勝利の立役者となった藤井祐眞は、試合後のインタビューで「前半が終わってから、一丸で戦おうとチームで話し合いました。後半出た時も、出だしのメンバーに負けないくらいやろうという気持ちで挑んで、それがこの結果につながったと思います」と試合を振り返り、加えて「ルーズボールで負けたくないという気持ちが後半は僕らの方が強かったと思います」と述べた。川崎の北卓也ヘッドコーチも「藤井が流れを変えたと思います。ディフェンスをハードにやって、オフェンスではスリーやアタックでズレを作ってくれました」と、ベンチ出場でも得点源としてチームを引っ張ったシックスマンを称賛した。
これを受けて、藤井は「後半も苦しい中でシュートを決められたし、スティールからいい速攻も出せたので、チームに勢いを与えられたかなと思います」と自身を褒め、「今後もこういうプレーを続けていきたいです」と先を見据えた。