滋賀レイクスターズの連敗が止まった一方で、島根スサノオマジックの連敗も12まで伸びた。西宮ストークスも8連敗中で西地区最下位転落は免れているが、2018年初勝利が遠い状況だ。
波多野和也を欠いた前節の栃木ブレックス戦も得点力不足に苦しんだ。1戦目は3ポイントが3本止まり、19ターンオーバーで61得点。2戦目に至っては第1クォーターと第4クォーターでわずか6得点ずつ、今季最少の45得点に終わった。一向に調子の上がらなかったジャミール・マッケイの契約解除に踏みきり、NBA経験の豊富なアル・ソーントンを獲得。最後の一手を打って巻き返しを図る。
三遠ネオフェニックスは横浜ビー・コルセアーズに連勝し、勝率で富山グラウジーズと並んだ。1戦目はオフェンスが爆発し、6人が2ケタ得点。5アシスト以上も4人を数え、計30アシストをマークした。追う展開となった2戦目は、残り8秒のスコット・モリソンのダンクで試合をひっくり返した。
島根はソーントンの働きが重要なのはもちろんのこと、現状打破には日本人選手の奮起も不可欠。チームを鼓舞するキャプテン佐藤公威と、試合を重ねる毎に存在感を増している後藤翔平に続く選手の出現が待たれる。
文=吉川哲彦