3月14日、Bリーグが2018-19シーズンのクラブライセンス(Bライセンス)の第1回判定結果を発表。レバンガ北海道は、今季開幕前に約2億円の債務超過を抱えており、これを今年度中に解消しなければ、クラブ存続され危ぶまれる厳しい状況に立たされていた。しかし、同クラブは今回の第1回判定でB1クラブライセンスの交付が決定した。
同日、北海道はクラブ公式HPにて同ライセンス交付を報告。選手兼オーナーを務める折茂武彦は「最大の課題でありました債務超過解消につきましても、リーグ側に提出した資本計画が認められ、今期末で解消できると判断された結果だと思っています」とコメントを発表。「これもひとえに、どんな時も変わらず応援していただいたブースターの皆様をはじめ、すべての関係者の皆様のご支援・ご協力があってこそだと思っております。この場を借りて全ての皆様に感謝申し上げます。このご恩に報いるためにも、今シーズンしっかりとB1残留を果たすことはもちろん、一つでも上の順位を目指して邁進して参りますので、これからもレバンガ北海道へのご声援のほどよろしくお願い申し上げます」と感謝の意を述べた。
横田陽代表取締役CEOは、今回債務解消の目処がたった大きな要因について「メインスポンサーであり、株主でもあります株式会社正栄プロジェクト様による増資及びDES(債務の株式化)によるものでございます。弊社の黒字転換が可能となったのも、兼ねてより金銭的な支援だけでなく、経営相談や進捗管理などをご指導いただいておりました、株式会社正栄プロジェクト美山(正広)社長はじめ、役員の方々のおかげであると、この場を借りて感謝申し上げます」と述べた。
また、Bリーグの大河正明チェアマンは、同日の会見で「よく立ち直ったとの意見が理事会でも上がりました。昨シーズン半期で黒字、集客も好調で債務超過解消の目途が立っています」と北海道について言及。「Bリーグ立ちあげの際も、昨季のクラブライセンス判定のときも最後まで審議となっていましたが、折茂さん、横田CEO、そしてチームスタッフが一丸となって業務改善や集客に取り組んだ結果として、特筆すべきことだと考えています」とクラブの努力を称えた。
なお、今季B1リーグ所属クラブでは、アルバルク東京、三遠ネオフェニックス、西宮ストークスの3クラブが継続審議となった。