琉球ゴールデンキングスに太刀打ちできず、島根スサノオマジックの連敗は「18」まで伸びた。前節1戦目は3ポイントの成功率が5割近くにのぼったが、インサイドを攻略できず57得点止まり。さらに、大黒柱のジョシュ・スコットが左手剥離骨折のアクシデントに見舞われて2戦目を欠場。アル・ソーントンが26得点と奮起したものの、日本人選手が得点に絡めず、1戦目に続いて60得点を割った。
対する京都ハンナリーズは大阪エヴェッサを退け、今節はチャンピオンシップ進出決定の可能性がある。2戦とも失点は多かったが、1戦目は相手のファウルトラブルにつけこみ、成功率は高くなかったもののフリースローだけで22得点を挙げたのがものをいった。そして2戦目はフリースローを3本しか落とさずやはり22得点を記録。加えて岡田優介が3ポイント7本を含む23得点を挙げている。このところオフェンス面では影の薄かった片岡大晴も1戦目で10得点、2戦目で22得点7リバウンド8アシストと高いパフォーマンスを発揮した。
島根はスコットの戦線離脱は免れず、さらに厳しい状況。スウィングマンが好調な京都に対し、佐藤公威や相馬卓弥らがプライドを示さなければならない。
文=吉川哲彦