横浜国際プールでの今季最終戦、横浜ビー・コルセアーズはインサイドの守り方を工夫したい

 シーホース三河の厚い壁に阻まれ、横浜ビー・コルセアーズの連敗は「10」に到達。中地区5位の富山グラウジーズとは8勝差とさらに開いた。今節の三遠ネオフェニックス戦は、ホームアリーナである横浜国際プールでの今季最終戦。そのプライドをブースターに示さなければならない。

 三河との前節は結果的に2戦とも完敗だった。1戦目はペイントエリアを攻め立てられて92失点。2戦目はリバウンドに飛びついて第3クォーターに一時追いついたが、その後はストロングポイントを強調する相手のオフェンスに防戦一方になってしまった。個々のスタッツは決して悪くないが、チームとしてかみ合っていない印象は否めない。

 一方の三遠も千葉ジェッツに太刀打ちできず、7連勝から一転して3連敗。1戦目は5人が2ケタ得点を挙げてスコアは伸びたが、肝心のディフェンスで千葉のペースに飲みこまれた。そして2戦目もディフェンスで受け身に回った上にオフェンスが沈黙して42点差の大敗。ウェンデル・ホワイトが2試合出場停止の処分を受けた影響が攻守に出た。

 横浜は攻守ともアクセントを欠く単調な試合運びを改善する必要がある。特に今節は、インサイドの守り方を工夫しなければならないだろう。

文=吉川哲彦

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