レバンガ北海道との直接対決に敗れ、サンロッカーズ渋谷がついに東地区最下位に転落。北海道の連動制の高いオフェンスに対応できず、ファウルもかさんで89失点。オフェンスでもターンオーバーが20個にのぼり、完敗と言っていい内容だった。今節はホームに戻るが、中1日で試合に臨まなければならない難しい状況だ。
その相手は栃木ブレックス。栃木も前節はアルバルク東京を相手に前半は同点で折り返したが、後半に51失点と崩れて敗戦。喜多川修平が5本の3ポイントをすべて決めたほか、セドリック・ボーズマンが10試合ぶりに2ケタ得点、遠藤祐亮も今季最多タイの17得点をマークしたが、ジェフ・ギブスが欠場したのはやはり痛かった。
今季は双方のホームで1度ずつ対戦し、いずれもSR渋谷が栃木を60点台に抑えて勝利。しかも、今節と同じ墨田区総合体育館で行われた初対戦ではSR渋谷が20点差をつける完勝だった。SR渋谷としては、ディフェンスはもちろんのこと、5人が2ケタ得点を挙げたバランスの良いオフェンスも再び披露したいところ。そして、連勝すれば勝率で並んで一気に4位浮上もあり得るだけに、強いメンタルで試合に入ることが何より重要だ。
文=吉川哲彦