2018.03.29

3x3ワールドツアーマスターズ、3年連続で宇都宮開催…落合知也「目が肥えている方が多い」

「FIBA 3x3 World Tour Utsunomiya Masters」の開催発表記者会見が行われた
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 3月29日、「FIBA 3x3 World Tour Utsunomiya Masters 2018」の開催発表記者会見が行われた。

 FIBAが主催する同大会は、7月27日のプレオープニングイベントを経て、28日と29日の2日間、栃木県宇都宮市の、約1600年の歴史を有す日光二荒山神社(前特設会場)で開催。日本からは「3x3.EXE PREMIER」の7月16日終了時点でプレミアムポイントトップのチームが出場する。予選リーグは参加12チームを3チームずつの4グループに分けて争い、上位8チームが予選を突破。その後、サドンデスによる決勝トーナメントで優勝チームを決定する。

 記者会見に出席した宇都宮市市長の佐藤栄一氏は、「宇都宮の魅力を世界に発信できる絶好の機会であるとともに、日本のバスケットボール、3x3の普及、促進にもつながるもの」と、同大会を捉えている。また、2016年から3年連続、宇都宮市で大会が開催される意義についてこのように続けた。

「『3x3の街』と呼ばれるように力を入れていきたいと思っています。日本の皆さん、子どもたちに本物の技、本物のプレーを見てほしいです。また、市内の大きな公園に(バスケ)リングを設置していきたいと考えています。街中でバスケットボールの音が響き渡るような、そういった街作りを進めていけたらと思います。これからの時代、今の子どもたちが日本を背負っていかなければなりません。大袈裟な言い方ではありますが、子どもたちにはバスケット、スポーツを通じて、人間力を高めて、この国を支える原動力になってもらえればと思います」

 また、FIBA 3x3 デベロップメント マネージャーのロバート・リーブリンガー氏も来日。宇都宮大会は神社という日本特有な場所で開催されるが、リーブリンガー氏は「写真や映像をとおして、意外な場所で3x3が行われるということを世の中に示せる非常に素敵な大会。他の世界大会にも非常に良い影響を与えます」とコメントした。

 選手を代表して元栃木ブレックスの落合知也が登場。「世界各国に比べて本当に盛りあがっています」と宇都宮マスターズの印象を明かし、「目が肥えている方が多い」とも話す。前回大会はケガのため出場を逃したが、2年ぶりの参加に向けて「今シーズンのこの大会を目標にして、また出れるように予選をがんばっていきたいです」と意欲を示した。

 さらに、OKINAWA72.EXEのオーナーを務めるお笑い芸人のゴリも登壇した。小学校、中学校はサッカー部に所属していたというゴリだが、2020年東京オリンピックの正式種目に採用された3x3は「非常に面白い」という。「展開が速く、ルールがわからなくても、激しいぶつかり合い、シュートのカッコ良さは楽しめます。また、オシャレな音楽が流れていて、何かを食べたり飲んだりしながら見ることもできます。バスケ部の息子と一緒に、会場に行けたら行きたいと思います」

 なお、ワールドツアーは世界各国で開催。3x3 PREMIER.EXE PLAY OFFの優勝チームが中国、またはマレーシアで開催される大会に出場予定となっている。