大阪エヴェッサvs新潟アルビレックスBBは、ともに日本人選手の積極性が勝利へのカギ

 琉球ゴールデンキングスに敗れて5連敗となってしまった大阪エヴェッサ滋賀レイクスターズに追いつかれ、久しぶりに順位を4位に下げると同時に残留プレーオフ圏内に再突入した。

 ロースコアで進んだ琉球戦は前半で22得点しか奪えず、第3クォーターには23点差まで開いた。結局53得点に終わり、60得点未満は今季6度目。そのうち3度までが琉球戦で、5試合で計290得点に抑えこまれている。キース・ベンソンエグゼビア・ギブソンの加入以降は得点を伸ばしてきていたが、琉球と5度目の対戦となった前節もその2人が計24得点止まりでは勝つのは難しい。

 しかし、今節の相手は失点がリーグで2番目に多い新潟アルビレックスBB。大阪としては得点力を再びアップさせるチャンスだ。新潟は前節の富山グラウジーズ戦も92失点で敗戦。相手のターンオーバーを誘うディフェンスができず、被フィールドゴール成功率も高かった。

 とはいえ、新潟にはリーグ4位の得点力がある。ダバンテ・ガードナーからのパスアウトを受ける日本人選手の外角シュートの精度がカギだ。一方の大阪は安易にギブソンにボールを預けず、やはり日本人選手が積極的に得点に絡む必要があるだろう。

文=吉川哲彦

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