昨季終盤の快進撃を再現したい滋賀レイクスターズ、京都ハンナリーズは永吉佑也の代役に期待

 昨季互角に渡り合った名古屋ダイヤモンドドルフィンズを相手に、滋賀レイクスターズは2戦とも82-66で連勝し、今季も相性の良さを発揮。1戦目は第3クォーターに逆転されたものの、第4クォーター最初の約5分で15-1とたたみかけた。2戦目は狩野祐介が5本の3ポイントをすべて決め、ディオール・フィッシャーファイサンバがインサイドを力強く攻略。何より、オフェンス力のある名古屋Dに対してディフェンス面でも一定の成果が見られたことは大きい。

 対照的に、京都ハンナリーズ琉球ゴールデンキングスに4勝差に迫るどころか逆に8勝差をつけられた。1戦目は第3クォーターにオフェンスが沈黙し、2戦目も前半で27得点しか取れず、相手のディフェンスを突破できなかった。さらには永吉佑也が2試合出場停止となってしまい、今節は重要なピースを欠いて戦うことになる。

 滋賀は残り11試合のうち、現時点で勝率5割を超えている対戦相手は今節の京都のみ。その京都には3勝1敗と優勢であり、今節も土をつければ、最後の13試合で10勝を挙げた昨季終盤の快進撃の再現も可能。勝負のポイントは、京都が永吉に代わるスターターに外国籍選手を起用するかどうかだ。

文=吉川哲彦

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