すでに地区優勝を果たした両軍、CSへ向けどのような戦い方をするかに注目

 すでに地区優勝を決め、「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」における第1シードのイスも目前のシーホース三河。今節はそのチャンピオンシップで顔を合わせる可能性がある琉球ゴールデンキングスとの対戦であり、三河がどう戦うかは興味深いところだ。

 前節は島根スサノオマジックに連勝したが、1戦目は第4クォーターに失速し、第3クォーターまでの17点リードを失う寸前だった。2戦目は橋本竜馬が第1クォーターだけで19得点の大爆発を見せ、その後も松井啓十郎の12得点などで得点力を誇示。ただ、第4クォーターに33失点を喫するなど、ディフェンスにやや緩みも見られた。

 対する琉球は新潟アルビレックスBBに土をつけられ1勝1敗。1戦目で第3クォーターまでの18点ビハインドから猛烈に追い上げたが4点及ばなかった。2戦目はハッサン・マーティンが27得点と猛威を振るい、田代直希も1戦目に続く14得点でリベンジ。この勝利で地区優勝は決まったが、千葉ジェッツと勝敗で並び、リーグ全体での順位を3位に落としている。

 琉球は次節がアルバルク東京戦、最終節が千葉戦とCS前哨戦が続く。今節は特に、リーグ最少失点の底力をリーグ最多得点の三河に見せつけることができるか、真価が問われる戦いになる。

文=吉川哲彦

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