4月27日、B1リーグ第30節第1戦が川崎市とどろきアリーナで行われ、川崎ブレイブサンダースと京都ハンナリーズが今季初めて顔を合わせた。
すでに「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」進出を決めている両チームだが、川崎は来シーズンから運営体制変更に伴い、今節が東芝グループのバスケットクラブとして開催される最後のリーグ戦ホームゲームとなる。そのため、選手たちはこの2日間、クラブ初の2冠を達成した1999-2000シーズンの復刻ユニフォームを着用してプレー。チームとしても、東地区2位以上でチャンピオンシップを本拠地開催できる可能性が残っているため、しっかりと結果を残したいところだ。
試合は開始29秒にニック・ファジーカスの3ポイントで先制点を挙げると、次の攻撃では辻直人にも3ポイントが飛びだす。良いスタートを切ったかに見えたが、ジョシュア・スミス、昨季まで川崎に在籍していた晴山ケビンと永吉佑也に決められ追いかける展開に。それでも、10-16で迎えた残り3分8秒に谷口光貴の3ポイントが決まると、同2分31秒からは辻のスティールとアシストが光り連続8得点を奪って21-19で終えた。
第2クォーター開始2分、ルー・アマンドソンがドライブからバスケットカウントを記録すると、直後に藤井祐眞がフロントコートから激しく当たってボールを奪取。そのままファウルを受けながらもシュートを決めきり、再びバスケットカウントをマークした。しかし、同2分31秒に篠山竜青が交錯プレーで右足を痛め負傷交代。川崎に嫌な流れが漂ったが、コートへ戻った辻とファジーカスがつなぎ、1点リードでハーフタイムを迎えた。
第3クォーター序盤は、ファジーカスがスミスとの攻防を制して得点を伸ばす。対する京都も要所で晴山、内海慎吾が長距離砲を沈めつかず離れずの展開が続いたが、残り1分35秒からジョシュ・デービスがインサイドで奮起し、65-58でこの10分間を終えた。
しかし、第4クォーターは立ちあがりから失点を重ねペースを握られると、開始4分4秒に片岡大晴のジャンプショットでリードを許す。その後はリードチェンジを繰り返す好ゲームとなったが、1点ビハインドで迎えた試合終了残り3分6秒に藤井の3ポイントで再び逆転に成功。すると、藤井がスティールからアマンドソンの速攻ダンク、辻の得点を立て続けに演出して会場を沸かせる。藤井のビッグプレーで7点リードを作った川崎がそのまま京都を振りきり、最終スコア85-80で第1戦を制した。
試合後の勝利インタビューで、北卓也ヘッドコーチは「最終的にはディフェンス」と勝因を分析したが、「勝負どころでもシュートを決められたのが良かった」と振り返った。また、ディフェンスから流れを呼びこみ、計15得点5アシスト4スティールの活躍を見せた藤井については「藤井はスタートで出ても遜色ないですし、非常にタフな選手なので50分くらいプレーしても大丈夫だと思います」と冗談を交えて勝利の立役者を称えた。
篠山のアクシデントがありながらも、ホーム最終戦の初戦で勝ちきった川崎。明日の第2戦も、きっとブースターを満足させる試合を見せてくれるだろう。
【試合結果】
川崎ブレイブサンダース 85-80 京都ハンナリーズ(@川崎市とどろきアリーナ)
川崎|21|23|21|19|=85
京都|19|24|15|22|=80
文=小沼克年