すでに「B1 残留プレーオフ 2017-18」に進むことが決まっている島根スサノオマジックと横浜ビー・コルセアーズの顔合わせは、その1回戦でも再び相まみえる可能性がある。B1残留の行方を占う大一番と言ってもいいだろう。
B1残留の懸かった滋賀レイクスターズに挑んだ島根は、第1クォーターで8失点に抑えながらも前半は同点で折り返すが、後半は51得点とオフェンスが爆発して白星を勝ち取った。ジョシュ・スコットが20得点16リバウンドとペイントエリアを制圧し、佐藤公威も16得点を記録。4月を全休して11試合ぶりの出場となった渡邊翔太も、出場は8分強ながら6得点を挙げ、残り試合での活躍に期待が膨らむ。
三遠ネオフェニックスと対戦した横浜は前半から圧倒されたまま96失点で敗戦。川村卓也のフィールドゴール成功が1本に終わり、細谷将司も4得点止まりとオフェンス面ももう少しバランスを取りたいところだが、それ以上にやはりディフェンスを改善しなければならない。
島根は順位を上げれば、その勢いを持ったまま横浜との再戦に臨むことができる。第19節の対戦で連敗しているイメージを払拭するためにも、まずは1戦目を取って横浜にプレッシャーを掛けたい。
文=吉川哲彦