東地区最下位を脱するべく、同勝率のサンロッカーズ渋谷との直接対決に臨んだレバンガ北海道。第1クォーターの6点ビハインドから前半終了時には同点としたが、第3クォーターで再びビハインドを背負うと第4クォーターはあと1点まで幾度となく迫りながらも、最後まで逆転することができなかった。31アシストと北海道らしさは出せたが、得意のフリースローが約60パーセントと不振だったのが響いた。また、5日の試合でSR渋谷が勝利し、対戦成績でも負け越したため、北海道は地区最下位でシーズンを終えることとなった。
「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」進出にわずかな望みを残していた新潟アルビレックスBBは富山グラウジーズと対戦。オフェンシブなチーム同士のつばぜり合いは互いに一歩も譲らず、前半はわずかに1点リードしたが、その後徐々に富山のペースに巻き込まれ、第4クォーターは最大11点差から3点差まで詰め寄ったが届かず、新潟の挑戦は2試合を残してピリオドとなった。
新潟は中地区3位も確定した状況だが、第4節にホームで連敗を喫した借りを返してシーズンを締めくくりたい。北海道は前節に続いて得点力の高い相手となるが、その組織的なオフェンスに対して破壊力で上回ることができるか。
文=吉川哲彦