昨季に続いての「B1 残留プレーオフ 2017-18」出場となってしまった横浜ビー・コルセアーズ。今季も開幕から黒星が続き、早々にヘッドコーチを交代して局面の打開を図ったが、勝負どころで踏ん張りが利かずに落とした試合が多かった。最終節は同じく残留プレーオフ出場が決まっていた島根スサノオマジックとの対戦だったが、1戦目で99失点を喫する大敗。2戦目で雪辱してレギュラーシーズンを終えたことと、残留プレーオフをホームで戦えることが救いだ。
対する西宮ストークスも、三遠ネオフェニックスとの最終節は1戦目で敗れたものの、2戦目は同点で迎えた残り1秒に岡田優の決勝弾が炸裂し、白星でレギュラーシーズンを締めくくった。B1昇格1季目の今季は選手層の薄さが否めず12勝48敗と屈辱を味わったが、B1で作った借りは、来季B1で返さなければならないとチーム全員が考えているはずだ。
第27節の対戦では横浜が連勝したが、その時は互いに故障者を抱えていた状況。ケガから戻ってきた選手の奮起が明暗を分けるだろう。横浜では湊谷安玲久司朱、西宮では谷直樹。ともにチームの主将でもある2人が、その責任感をプレーで表現できるか否かにチームの命運が懸かる。
文=吉川哲彦