対戦成績は琉球ゴールデンキングスに分があり、名古屋ダイヤモンドドルフィンズは得意の3Pを量産できるか

チャンピオンシップクォーターファイナルで琉球と名古屋Dが激突 [写真]=B.LEAGUE

 琉球ゴールデンキングスはクォーターファイナルで敗退した昨季から躍進を遂げ、西地区を制覇。最終節の千葉ジェッツ戦に連勝すれば、その千葉を抜いてリーグ全体2位となるところだったが、1戦目は石崎巧を含む5人が2ケタ得点を挙げながらも接戦を勝ちきれず、2戦目もヒルトン・アームストロングの奮闘実らず黒星を喫した。3連敗でレギュラーシーズンを終え、リーグ全体3位で「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」に臨む。

 チャンピオンシップの最後の1枠を勝ち取った名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、前節の栃木ブレックス戦を1勝1敗としてレギュラーシーズン終了。1戦目は第3クォーターまでの13点リードを守りきれなかったが、2戦目は接戦をものにした。急きょ欠場となった張本天傑に代わってスターターに名を連ねた大宮宏正がいい働きを見せ、ケガの状態が懸念された笹山貴哉も約23分間の出場で13得点7アシストをマークしている。

 今季は第2節と第9節で対戦し、琉球が4戦全勝。第9節で名古屋Dは、得意の3ポイントが不発だった。琉球も同じく3ポイントを武器にしているだけに、特に日本人選手の3ポイントラインを挟んだ駆け引きがカギになるだろう。シーズン終盤で外角シュートに冴えを見せた中東泰斗はキーマンの1人だ。

文=吉川哲彦

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