2018.05.10

チャンピオンシップ注目選手紹介 No.4 古川孝敏(琉球ゴールデンキングス)「何が何でも“潰す”」

イラストレーターhiroki氏が描いた琉球の古川
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5月12日から、レギュラーシーズンを勝ち抜いた8クラブによるBリーグ王座を懸けた激闘、「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」が幕を開ける。そこでバスケットボールキングでは、よりチャンピオンシップを楽しんでもらえるよう、さまざまな企画を用意。ここでは、活躍が期待される注目選手を、イラストレーターhiroki氏による描き下ろしイラストとともに紹介する。

「強靭なメンタルを持つ正真正銘の初代ファイナルMVP」

 
 昨季のファイナルMVPは初優勝を果たした栃木ブレックスを離れ、琉球ゴールデンキングスへ新天地を求めた。しかしながら、8月に行われた日本代表の試合で足首を故障し、開幕戦のコートに立つことができなかった。当時を振り返り、「歯がゆい思いがあった」と語ったが、「しかし、(コートの)外から自分がするべくことを考えていた」とポジティブにとらえるところが古川孝敏らしいと言えるだろう。チームの得点源として相手ディフェンスの激しいマークに遭うこともしばしばだが、どんなタフな状況でもそれを切り開いていくメンタルの持ち主だ。

 3ポイントシュートを得意とする古川だが、スタイルはピュアシューターとは言えない。ディフェンスとの駆け引きの中でキャッチ&シュートだけでなく、ドライブからのジャンプシュートも得意とする。また、古川と言えばタフなディフェンスも代名詞の1つだ。「マッチアップを“潰す”」というセリフも古川の十八番のフレーズ。激しいディフェンスを軸に、オフェンスではチャンスを見て3ポイントを決めていく琉球のプレースタイルを体現するプレーヤーであると言えるのだ。

「最大の強みはディフェンス。何が何でも気持ちを前面に出して潰しにいきたい」

Bリーグチャンピオンと初戦に向けての意気込み☆

「間違いなく(初戦を)ホームのあの空気の中でやれるのはプラスで、自分でも実感していますし、相手にとっても脅威だと思います。本当に多くのファンが僕らをサポートしてくださっているのを1シーズンとおして感じてきましたし、応援というよりは一緒に戦ってくれているという感覚が僕らの中にはあるので、本当に最高のシチュエーションです。ほぼ新しく変わったチームの中で、自分たちの強みと言えば、ディフェンスというところでは間違いなく力があります。そこは自信を持ってやっていきたいところですし、そこで崩れなければ、我慢して我慢して最後に爆発する力はあるので、そこを信じて全員で崩れないようにやっていくことが自分たちの強みかなと思います」

「僕自身、昨年は本当にいい経験をさせていただきましたし、そこはチームの全員に自分の感じた事は伝えてきましたし、レギュラーシーズンとおして本当にチームが成長してきたと思うので、そこは自信をもって思いきってぶつかっていくだけだと思います。本当に最後に笑って終えられるのが1チームだけなので、何が何でも勝ちたいですし、もうそれだけです。死に物狂いというか、何が何でも気持ちを前面に出して潰しにいきたいと思います」

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