最終節から4戦連続となるカード、スミス不在の京都ハンナリーズが練ってくる策に注目

 アルバルク東京は最終節まで東地区首位の座を取り戻すチャンスがあったが、千葉ジェッツが1勝を挙げた時点でその可能性が消滅。しかし、京都ハンナリーズ戦で1勝を挙げた時点で同3位転落の危機を回避し、「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」セミファイナルまでのホーム開催権も確保した。クォーターファイナルでは最終節の相手、京都と再び相まみえる。

 その最終節の対戦では、京都がジョシュア・スミスを出場停止で欠く事態となり、さらに伊藤達哉綿貫瞬の両ガードも欠場。マーカス・ダブも欠場した2戦目は38点差がつき、京都の駒不足がA東京の連勝という結果につながったことは否めない。

 A東京にとっては、特にオフェンス面で成果のある連勝だった。1戦目で馬場雄大が4本、2戦目でザック・バランスキーが6本、竹内譲次が3本決めるなど、3ポイントの成功率が高く、2戦目ではアレックス・カークを除く全員がアシストを記録。チームオフェンスの完成度に手応えを得たに違いない。

 今回の対戦もスミスが出場不可。京都としてはゴール下で圧倒的な存在感を放つ彼の穴をチーム全体でカバーしなければならず、浜口炎ヘッドコーチも策を練ってくるはず。最終節と同じような試合展開にならないことは確かだ。

文=吉川哲彦

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