5月13日、ウイングアリーナ刈谷にて「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」クォーターファイナル第2戦が行われ、第1戦を落とした初代王者の栃木ブレックスが再びシーホース三河と対戦。試合は第3クォーターを終えて15点ビハインドを背負ったが、第4クォーターで13-0のランを記録するなど猛反撃を見せ、試合終了残り残り31秒には田臥勇太のフリースローで1点差まで迫る。しかし同12秒、比江島慎にジャンプショットを決められ、準々決勝で姿を消した。
前日の試合では計14得点を挙げたライアン・ロシターだったが、この試合は最終クォーターまで無得点に抑えられてわずか5得点にとどまった。試合後のインタビューに応じたロシターは、「彼らのディフェンスというよりも、自分たちのオフェンスの流れが悪かったことが得点の停滞につながったと思います」と分析。しかし、「盛り返した時間帯は、逆にブレックスの象徴でもある最後まで諦めないアグレッシブさ、どんな倒されても最後までアタックし続けるという強みがしっかり出せた結果だと思っています」と試合を振り返った。
結果だけを見れば、2連敗という形でセミファイナル進出を逃した栃木。チームを勝たせることができなかった大黒柱は、「自分たちのスタイルを貫けたのはこの2試合の20パーセントだけ。80パーセントは三河さんのペースだった」とも述べ、「最後の局面でビッグショットを三河さんが決めて自分たちが決めきれなかった。なので、三河さんが勝つべき試合だったかなと思います」と相手を称えた。