5月19日に開催されるB1生き残りを懸けた戦い「B1 残留プレーオフ 2017-18」2回戦を前に、横浜ビー・コルセアーズが報道陣に練習を公開した。
横浜は今季のレギュラーシーズンも中地区最下位に終わり、2季連続で残留プレーオフへ回ったが、11日、12日に行われた西宮ストークスとの1回戦は初戦を落とすも、第2戦、第3戦で巻き返しB1残留へ望みをつないだ。
練習後、インタビューに応じた川村卓也は「昨年同様に残留プレーオフへ出てしまうことになり、チームとしての成長はなかなか感じにくいシーズンになった。だけど、その中で新しくきてくれた外国籍選手や若手の(満田)丈太郎や(田渡)凌がしっかりチームをけん引する姿勢が今のチームに勢いもたらしてくれた」と、まずは今季のレギュラーシーズンを振り返り、ベテランとして新加入選手たちの活躍を称えた。
「昨年のリベンジができるチャンスができたとポジティブに考えたい」
2回戦の相手は奇しくも昨シーズンと同カード、しかも目の前でB1残留を決められた富山グラウジーズと激突する。今季の直接対決では4勝2敗と勝ち越したものの、通算成績は横浜の18勝42敗に対し24勝36敗と富山が上回った。「僕らよりも勝率を稼いでいるチームですし、レギュラーシーズンの勝敗は関係ない」と川村は強調。続けて「一発勝負で彼らは去年しっかり結果を出して残留したので、その時の(悔しい)気持ちを今度は僕らが相手にさせれるように出だしから激しく戦っていきたい。しっかり自分たちのパフォーマンスを心がけて、個々の良さを出せるよう40分間考えながらスマートにプレーをすれば勝機はあると思うので、強い気持ちを持って相手をリスペクトしながらチャレンジャーとして全力でぶつかりたい」と冷静に意気込みを述べた。
また、残留プレーオフ1回戦で勝利に大きく貢献した川村は、自身のプレーについても言及。「シーズン終盤はなかなか自分のパフォーマンスができなくて、好不調の波が激しい終わり方でしたけど、1回戦は自分なりに気持ちを出してゴールに向かったことでそれなりにきっかけはつかめました。今週も(好調を)引き続き継続できていますし、悪かった時に比べればいいリズム、いいメンタルでプレーできているので、そのトップを試合当日に持っていきたい」。
第1戦で29得点8アシスト、第2戦、第3戦をとおして計22得点12アシストというスタッツを残したエースは、「自分が打つことでチームに勢いが出るのか、それともパスをすることで周りに勢いが出るのかは場面場面で異なることなので、その時に最もベストな選択をしたい」とチームのB1残留に向け攻撃の中心を担う構えだ。