横浜ビー・コルセアーズ、富山グラウジーズを退けB1残留決定…川村卓也が大一番で22得点と活躍

大一番で勝負強さを見せつけた川村 [写真]=B.LEAGUE

 5月19日に片柳アリーナで「B1 残留プレーオフ 2017-18」2回戦が行われ、富山グラウジーズ横浜ビー・コルセアーズが対戦した。

 勝てば自力でのB1残留、負ければ「B2 PLAYOFFS 2017-18」3位決定戦の結果試合で「B1・B2 入替戦 2017-18」に回る可能性があるという一戦。富山は水戸健史宇都直輝青木ブレイク大塚裕土サム・ウィラードの5人、横浜は細谷将司川村卓也満田丈太郎佐藤託矢ハシーム・サビート・マンカの5人で試合をスタートした。

 横浜は開始1分57秒に川村のフリースローで先制すると、同2分48秒にその川村が3ポイントシュートを沈めた。富山もチャップマンの3ポイントなどで攻めこむが、残り6分32秒からサビート、川村、ウィリアム・マクドナルドの得点で0-14のランに成功した横浜が、12-21と9点リードで最初の10分間を終えた。

 第2クォーターは横浜が開始1分43秒の時点で12-25と13点差。ビハインドを背負う富山はエースの宇都、シューターの大塚にボールを集める。すると残り1分35秒に宇都のパスを受けたデクスター・ピットマンがバスケットカウントで3点を加え、同48秒にウィラードがジャンプショットを成功。同28秒には上江田勇樹が7点差に縮める3ポイントシュートを決めた。

 第3クォーター序盤、なかなか得点を奪えない横浜に対し、逆に富山は9-0のランで逆転に成功。横浜は開始3分58秒に川村の3ポイントで試合をひっくり返すと、サビートと川村が連続得点を挙げた。激しい点の取り合いが繰り広げられる中、同点で迎えた試合終了間際にウィラードのダンクで富山がリードを奪い返した。

 緊迫した状況は第4クォーターになっても続く。1ケタ点差のまま試合は進むと、残り4分10秒の時点で富山が9点リード。しかし横浜は満田の3ポイント、細谷のレイアップ、川村のジャンプショット、サビートのダンクで詰め寄り、同1分10秒にジェフリー・パーマーが逆転の3ポイントを沈めた。残り1分を切ると、1点差で迎えた同16秒に川村が2本のフリースローを成功。富山はタイムアウトを取って大塚にシュートを託すも決められず、こぼれを宇都が狙うもネットを揺らせず。横浜が76-79で勝利を収め、自力残留を果たした。川村がチーム最多22得点と奮闘し、サビートは18得点12リバウンド2ブロックの大活躍を見せた。

【試合結果】
富山グラウジーズ 76-79 横浜ビー・コルセアーズ(@片柳アリーナ)
富山|12|22|26|16|=76
横浜|21|20|17|21|=79

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