5月23日、「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」ファイナルに進出したアルバルク東京が報道陣に練習を公開した。
各自が軽くシューティングをした後、全員がそろいウォーミングアップを開始。田中大貴、ジャワッド・ウィリアムズはコンディション調整のため別メニューだったが、それ以外の選手がコートに入り、フォーメーションの確認などで汗を流した。
全体練習後、メディア対応を行ったルカ・パブチェビッチヘッドコーチは、「今は攻防両面の千葉対策を行っているところだが、シーズンを通してやってきたことに自信がある」と心境を明かした。さらに「確かに調子の波があったり、ケガで選手がそろわなかった時もあったが、それを乗り越えてきた。最後の試合も力を発揮させたい」と、ファイナルに向けての抱負を語った。
以下、ルカHCと4選手のコメントをお伝えする。
■ルカ・パブチェビッチヘッドコーチ「40分間我々らしさを出すかがポイント」
千葉はリーグの中でもトップチーム。オフェンスにしてもディフェンスにしても去年からしっかり積み重ねてきていて、天皇杯にも優勝している。我々はしっかりと準備をしてファイナルに備えるだけ。疲労が蓄積している選手もいるが、一番いい準備をして当日を迎えたい。注意すべきはポイントガードの富樫(勇樹)、それに小野(龍猛)、(ギャビン)エドワーズ、(マイケル)パーカー、(レオ)ライオンズ、西村(文男)…、ほとんどだね(笑) 彼らをどうディフェンスするか、40分間我々らしさを出すか、そして、いかにフィジカルで能力の高い選手を止めるかがポイントだ」
■田中大貴「今はいかにいい準備をして、コンディションを整えるかに集中している」
ファイナルまでどれだけいい準備ができるか。ファイナルだけを考えてえ、みんなそれをしているところ。正直緊張感はある。多くの人が目指しているファイナルのコートに立てることはうれしい気持ちはあるが、それよりもどうすれば勝てるか、どういう戦い方をしなければいけないか、これらのことがまず頭をよぎっている。スカウティングはコーチ陣がしっかりやってくれるので、自分たちはそれをしっかり頭に入れて遂行するのみ。選手としていかにコンディションを整えるか、そこに集中している。
■竹内譲次「マッチアップする相手には自分なりの対策も練っておきたい」
正直セミファイナルから気が張りっぱなしで落ち着かない。もちろん優勝はしたいし、それだけの準備はしてきたと思う。いよいよその時が来るという感じだ。(パーカーや小野へのマッチアップに関しては)チームとしてどのように守るかという部分はあるが、それだけでなく自分として何ができるかを考えている。そうして、セミファイナルでは(桜木)ジェイアールと対峙した。まだ(千葉と)琉球戦のビデオを見てないが、自分なりの対策は練っておきたい。
■安藤誓哉「マッチアップの富樫選手をいかに抑えることができるか」
(2試合ともオーバータイムとなった)セミファイナルの2試合に勝てたことが自信になっている。第1戦の同点3ポイントシュートも結果的に勝利に結びついたので、なお自信になった。今やっていることはファイナルだからという特別なものではない。今シーズンやってきたように、次の試合に向けて準備をすること。ただやっぱりファイナルなので気持ちの面では違っていると思う。千葉と戦う時は、マッチアップの富樫(勇樹)選手を強く意識する。特にトランジションゲームは絶対にさせてはいけないし、そこをしっかり抑えたい。
■馬場雄大「自身の4連覇に向けて、もうやるだけ!」
もうやるだけ。今までやってきたことを全力で出し切るだけだと思う。プレッシャーは特に感じていない。1年目でここまで来れたことに感謝しているし、それをコートで表現したいと思っている。レギュラーシーズンでは(菊地)祥平さんやザック(バランスキー)が小野(龍猛)選手を抑えたというイメージがある。2人からもアドバイスを聞いているし、そこは相手のストロングポイントなのでしっかり止めないっと勝てない。自分としては(筑波大学がインカレ)4連覇目の年にプロ入りしたので、ここで勝てば自身としての4連覇だと思っている。