2018.05.20

アルバルク東京がシーホース三河を撃破しファイナル進出、2戦連続のオーバータイムを制す

両チーム最多の26得点を挙げてチームをファイナル進出へ導いた田中大貴[写真]=B.LEAGUE
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 5月20日、ウィングアリーナ刈谷にて「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」セミファイナルの第2戦が行われ、シーホース三河アルバルク東京が対戦した。

 前日の第1戦に敗れたホームの三河は、スターティングファイブ2名を変更。金丸晃輔アイザック・バッツに代わり松井啓十郎コートニー・シムズが第1クォーターのコートへ入った。その松井が開始2分26秒に初得点をマークすると、シムズが4連続得点を挙げて三河が12-8とリード。しかし、A東京は途中交代の馬場雄大が速攻からダンクシュートを決めて流れを変える。残り54秒からは小島元基の3ポイント、ブレンダン・レーンのジャンプショットで一歩抜けだし、9点リードで最初の10分間を終えた。

 第2クォーター、点差を詰めたい三河は金丸がコートイン。さっそくファウルをもらいフリースローを2本沈める。すると、西川貴之、シムズも続き序盤で1点差まで追いあげる。残り4分11秒には金丸のフリースローで一時リードを奪ったが、すぐさま小島、田中大貴の得点でA東京も反撃。同1分44秒に田中が足を痛めて一旦ベンチへ下がるも、交代で入った馬場がつないで、前半は28-33とA東京がものにした。

第1クォーターで8得点を挙げた三河のコートニー・シムズ[写真]=B.LEAGUE

 安藤誓哉が先制点を挙げた第3クォーターは、A東京が再びリズムをつかむ。立ちあがりから3連続得点を奪って点差を2ケタにすると、金丸晃輔に6得点を与えるも三河を計13点に抑えこむ。攻めては田中がこの10分間だけで12得点をマークする活躍を見せ、点差を14点に拡大して最終クォーターを迎えた。

 第4クォーターは安藤のスティールから馬場の速攻ダンクでスタート。開始2分23秒には田中のバスケットカウントで44-60としたが、ここから三河が意地を見せる。金丸、シムズ、比江島慎の得点で徐々に点差を詰め、残り2分31秒時点で6点差とすると、同1分12秒には比江島が2本のフリースローを沈めて58-62。同48秒からはバッツのバスケットカウント、比江島の3ポイントで64-64の同点に追いつく。同10秒からのA東京の攻撃は比江島が田中を抑えて、試合の行方は第1戦に続き延長戦へ突入した。

 5分間のオーバータイムは比江島、金丸の連続得点で三河が4点をリード。しかし、A東京もジャワッド・ウィリアムズ、小島が連続ジャンプショットを決めてすぐさま追いつく。試合終了残り1分23秒にカークのダンクでA東京が1点リードすると、同18秒にザック・バランスキーが1本のフリースローを決めて71-73。最後の望みを託した比江島の3ポイントはリングに嫌われ、A東京がファイナル進出を決めた。

【試合結果】
シーホース三河 71-73 アルバルク東京(@ウィングアリーナ刈谷)
三 河|12|16|13|23|7|=71
A東京|21|12|22|9|9|=73

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