2018.05.26
5月20日にウィングアリーナ刈谷で行われた「B.LEAGUE CHANPIONSHIP 2017―18」セミファイナル第2戦は、アルバルク東京が延長戦の末にシーホース三河を73-71で下し、ファイナルへと駒を進めた。
この日、前日の第1戦よりも約10分長い26分50秒のプレータイムを得た馬場雄大。真骨頂のファストブレイクからのダンクだけでなく、リバウンドやルーズボールに果敢に飛びこんでチームにエナジーを与え、計12得点5リバウンド2アシストをマークした。試合後のインタビューでは「田中大貴選手だけに頼らずいかに攻めていくかというところがすごく大切だと思う。そのためにリバウンドだったり、他に助けられるところがあると思うので、(田中にばかり)頼らずやるということがまず一番かなと思っています」と話し、「泥臭いところでチームに勢いをつけるのは、勝利を考えると絶対大切になってくるので、そこは意識してやりました」とチーム内での己の役割をしっかりと把握している。それはプレー面に限らず、ベンチにいるときでもそうであり、自ら盛りあげ役を買って出ている。「(チームの中で)一番下でもありますし、そこはあえてやってます。チーム一丸という風になってくれたらなと思いながらやってます」。
そんな馬場は勝利が決まった瞬間、その喜びを思いきり爆発させて見せた。「アウェイで2連勝できたこと、金丸(晃輔)選手や比江島(慎)選手という日本トップのスコアラーとやって勝てたというのは、僕の中ですごくうれしかったです。チームとしてもそうですけど、僕個人としてもすごくうれしかったです」と声を弾ませる。在学中に筑波大学のエースからプロに転向した1年目は、馬場にとって果たしてどのようなシーズンだったのか。
「まだまだ足りないところ、粗削りなところが多いかもしれないですけど、手応えというか、チームの勝利に多方面で貢献できてるかなということは少し感じているところです」と自信をのぞかせる。「個人としても目標を立てていて、優勝するチームに貢献するということを考えていたので、そこはもう想像どおり」と、22歳のルーキーが描いた近い未来は、ついにあと一歩のところまで来た。
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