トラッシュトークも披露してファンを喜ばせる
現在、NBA2連覇中の王者ゴールデンステート・ウォリアーズを支えるオールラウンドプレーヤー、ドレイモンド・グリーンが初来日を果たした。グリーンはRakuten TVが主催する『Rakuten TV presents NBA Fan Meeting 2018 with Draymond Green』に招かれ、NBAファンとの交流を楽しんだ。
午後3時、司会のMC MAMUSHIと佐々木クリスの呼びこみで詰めかけたファンの前にその姿を現したグリーン。待ちわびたファンの歓迎を受けたグリーンはすぐさま表情を崩した。
「興奮しています。ようやく皆さんにお会いすることができました。うれしいです。いつもサポートしてくれてありがとう。今日は楽しみましょう」と、グリーンが呼びかけると、ファンのボルテージは一層アップした。
ファンミーティングでは「ドレイモンド・チャレンジ」を実施。これは、ハーフコート上にある5つのポイントからシュートを決めるタイムトライアル。制限時間は3分以内で、シュートを決めないと次のポイントに移動することができない。プレーヤーは年齢によって「カテゴリー1」(高校生以上、社会人含む)とカテゴリー2(小学4年以上中学生以下)に分けられ、午前中にトライアウトを実施。その上位2名がグリーンと直接対決ができる権利を獲得、そして夢の対決を楽しんだ。
NBAのコート上ではトラッシュトーカーと知られるグリーン。イベントではそのトークで参加プレイヤーにプレッシャーをかける“サービス(?)”を披露。ファンを喜ばせた。「今朝も練習をしてきた」というグリーンは、次々にシュートを決めてチャレンジャーを撃破。最後はスラムダンクを披露するなど、終始ファンサービスに徹していた。
フィジカルだけでなくメンタルのコンディション維持にも留意
その後のトークセッションでは参加者から寄せられた質問に丁寧に答えていたのが印象的だったグリーン。「勝つためには何が必要?」という質問には、「準備が大切。メンタルとフィジカルのコンディションを維持することを大切にしている」と、そのこだわりを回答。「どうしても生活がバスケばかりになりがちなので、息子や友達と過ごす時間を大切にしている。そうしてバランスを取れるようになったら、パフォーマンスが向上したよ」と、常にNBAのコートで激しいプレーを発揮できる秘訣も教えてくれた。
さらに「楽しみにしている日本食は?」の質問には、「A5ランクの和牛」とグルメぶりも披露。「神戸牛を楽しみにしているんだ」と笑いを誘った。
最後はトライアウトに参加したプレーヤー全員と集合写真に納まったグリーン。終始笑顔で、ファンを大事にする姿勢が伝わるイベントは大盛況のうちに終了。グリーンは9月9日、関東アーリーカップが行われているブレックスアリーナ宇都宮に移動。NBAのチャンピオントロフィーを持って登場する予定だ。
文=入江美紀雄