9月24日に都内で「B.LEAGUE TIPOFF カンファレンス2018」が開催され、秋田ノーザンハピネッツを代表して主将の俊野達彦が参加した。
秋田は舞台をB2に移した昨季、レギュラーシーズン54勝6敗と圧倒的な強さで東地区を制覇。プレーオフこそファイナルで敗れたが、ライジングゼファー福岡とともにB1昇格を決めた。
今季はエースの田口成浩(現千葉ジェッツ)などがチームを去り、俊野(元愛媛オレンジバイキングス)をはじめ、成田正弘(元Fイーグルス名古屋)、野本建吾(元川崎ブレイブサンダース)、下山貴裕、下山大地(ともに元青森ワッツ)、ニカ・ウィリアムス(元愛媛)、ジャスティン・キーナン(元サン・マルティン・コリエンテス/アルゼンチン)の計7選手が加入。就任2年目で、「ハードなディフェンス」がスタイルの“ペップ”ことジョゼップ・クラロス・カナルスヘッドコーチとともに2季ぶりのB1を戦う。
俊野はアルバルク東京や千葉ジェッツなど強豪ぞろいの東地区に入ったことについて「選手全員がわかって、この夏を過ごしてきた。レベルの高いチームと試合できるのはモチベーションになっていると思うので、しっかり準備していきたい」と意欲的だ。ロースターは過半数が入れ替わり、「まだまだな部分が多い」。しかし、昨季1試合平均12.4得点5.2アシストの成績を残した俊野は次のように語る。
「個々で見たら、それぞれ特長ある選手がそろっている。そこがかみ合ったときにもっともっといいバスケットができるのは、これからの自分たちの楽しみでもあると思う。前向きにチームとしてしっかりまとまっていけたら」
大学卒業後の2010年には「お菓子メーカーで営業していた」という、異色の経歴を持つ俊野は「高いレベルを求め続けてきて、やっとこういった場所に立てるのですごく楽しみな気持ちが大きい」と口にし、「チームとしてはまずチャンピオンシップに進出して、そこからさらに上を目指していきたい。そのためにはレギュラーシーズンでいい結果を出せるようにしっかり戦っていきたいと思う」と話した。
なお、秋田は10月6日、7日の開幕戦で琉球ゴールデンキングスをホームのCNAアリーナ★あきたに迎え撃つ。