アルバルク東京、惜しくも準優勝…激戦の末にイランのクラブに敗れる

チーム最多28得点を挙げた田中 [写真]=fiba.com

 10月2日にタイのノンタブリーで「FIBA Asia Champions Cup 2018」のファイナルが行われ、Bリーグ王者のアルバルク東京がペトロチミ・バンダル・イマームBC(イラン)と対戦した。

 予選でアル・リヤディ(レバノン)、メラルコ・ボルツ(フィリピン)、モノ・ヴァンパイア・バスケットボールクラブ(タイ)を相手に3連勝を飾り、セミファイナルでソウルSKナイツ(韓国)を下したA東京。この日も安藤誓哉田中大貴菊地祥平竹内譲次アレックス・カークの先発5人で試合に臨むと、田中の連続得点、菊地のフリースロー、ミルコ・ビエリツァの3ポイントで10-0のランに成功する。第1クォーター残り3分52秒に初失点を喫したが、ベンチメンバーを織り交ぜながら馬場雄大や田中が得点を重ね、16-8と8点リードで最初の10分間を終了した。

 続く第2クォーターはなかなかシュートが決まらず、逆に連続得点を与えて残り4分51秒の時点で22-19。1点差に詰め寄られてタイムアウトを取るが、残り3分50秒から3ポイント、レイアップを許して試合をひっくり返される。反撃したいA東京は同1分27秒に田中が“3点プレー”、同20秒にカークがジャンプショットを成功。27-30と3点差で試合を折り返した。

カークはわずか4得点と抑えこまれた [写真]=fiba.com

 先取点を奪われた第3クォーターは、両チームとも得点を入れ合う展開に。フィジカルで勝る相手に対して速攻なども仕掛けていくが、シュートミスやブロックされるなど徐々に得点が伸び悩む。しかし、残り3分9秒に決まった小島元基の3ポイントをきっかけに、馬場がダンク、竹内と小島がジャンプショットを記録。相手に流れかけたリズムをつかみ返した。

 41-48で突入した第4クォーターは、開始41秒に相手のミスを見逃さなかった田中がスティールから先制点をマーク。この好プレーで勢いに乗ると、安藤、田中、ビエリツァの連続得点で同点に追いつき、中盤以降は一進一退の激しい攻防戦が繰り広げられる。61-64で迎えた残り54秒に失点を喫したが、タイムアウト後の同29秒に田中が3ポイントを決めて猛追。最後はファウルゲームを仕掛けるも逆転できず、64-68で試合終了のブザーが鳴り、A東京は準優勝という結果で大会を終えた。

 なお、6日間で5試合をこなしたA東京は3日に帰国し、6日にサンロッカーズ渋谷とのBリーグ開幕戦に挑む。

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