■川崎ブレイブサンダースvsシーホース三河(@川崎市とどろきアリーナ)
10月17日19時5分~
1試合限りの平日開催である今節。前節、次節との試合間隔が短いため選手たちのコンディショニングが勝敗に大きく関わってくることは間違いないが、外国籍選手のエントリー変更が吉と出るか凶と出るかも見どころの1つとなるだろう。
開幕から4試合目で初黒星を喫した川崎ブレイブサンダース。前節のホーム開幕戦では試合開始約4分間ノーゴールとなると、第1クォーターで6-21と大きく出遅れた。それでも、第2クォーター以降はルーキーの林翔太郎の活躍などで息を吹き返して逆転勝利。しかし、続く第2戦では滋賀レイクスターズのディフェンスを最後まで崩せず、計68得点に抑えられ12点差で敗戦。ファストブレイクポイントが滋賀の14に対し、わずか2に終わった点も敗因の1つとなった。
その川崎は今節も引き続きホームでの試合。相手は同じ中地区のライバル、シーホース三河だ。第2節は王者アルバルク東京と昨季のチャンピオンシップ以来の対戦。1戦目は前半こそリードして終えたが、後半に巻き返されて69-77。2戦目はロースコアゲームに持ちこまれ、55-65とホーム開幕節でも勝利を挙げられず。セカンドユニットの森川正明、新外国籍選手であるグラント・ジェレットの奮闘が光るも、未だ勝利なしの4連敗と苦しんでいる。
三河が今季初勝利を手にするには、金丸晃輔の活躍が不可欠。A東京戦では相手の徹底マークに遭い第1戦で4得点、第2戦に至ったては0点に封じこまれた。しかし、今回対戦する川崎は昨年まで在籍していたディフェンス職人の栗原貴宏(栃木ブレックス)がチームを去ったこともあり、自然と金丸の得点チャンスも増えてくるだろう。悩めるエースがコンスタントに得点を重ねることができれば、チーム全体も勢いに乗れるはずだ。
一方の川崎もエースのニック・ファジーカスの完全復活が待たれる。第1節を欠場し、前節から復帰を果たしたファジーカスだが、プレーを見る限りまだまだ本調子とはいえない。2試合で平均20分弱のプレータイムをもらえているだけに、この試合で完全復活のきっかけとなる活躍を見せてほしい。
両軍ともに、ここでの負けが許されない中で迎える1試合限りの第3節。どちらのエースがチームを勝利へ導けるか。早くもその真価が問われる。
文=小沼克年
■ロースター
・川崎(ヘッドコーチ:北卓也)
藤井祐眞
林翔太郎
青木保憲
篠山竜青
辻直人
谷口光貴
鎌田裕也
バーノン・マクリン(NEW)
ニック・ファジーカス
ジュフ・バンバ
シェーン・エドワーズ(NEW)
長谷川技
・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
ジェームズ・サザランド(NEW)
狩俣昌也
アイザック・バッツ
村上直
森川正明
西川貴之
金丸晃輔
松井啓十郎
加藤寿一
桜木ジェイアール
グラント・ジェレット(NEW)
生原秀将(NEW)