11月11日のB1リーグ第9節をもって、レギュラーシーズン4分の1となる15試合が終了。東地区は栃木ブレックス、中地区は新潟アルビレックスBB、西地区は名古屋ダイヤモンドドルフィンズがそれぞれ首位に立っている。今回は個人スタッツに注目。シーズン終了後に表彰される、得点、アシスト、スティール、ブロック、リバウンド、フリースロー成功率、3ポイントシュート成功率の個人成績7項目におけるトップ3を見ていきたい。
■得点
1:ダバンテ・ガードナー(新潟アルビレックスBB/27.9得点)
2:ライアン・ロシター(栃木ブレックス/23.3得点)
3:デイヴィッド・サイモン(京都ハンナリーズ/23.1得点)
昨季得点王のガードナーが独走状態。1試合平均出場時間がリーグ4位の35分29秒ということもあるが、フィールドゴール成功率56.5パーセントと高確率でショットを沈め、15試合中10点台に終わったのは2度のみ。また、ケガの影響で出遅れた初代得点王のニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)は、ここ6試合で162得点(1試合平均27得点)と復調の兆しを見せている。
■アシスト
1:並里成(琉球ゴールデンキングス/8.0アシスト)
2:桜木ジェイアール(シーホース三河/6.1アシスト)
3:松島良豪(レバンガ北海道/5.6アシスト)
今季から地元チームでプレーする並里がリーグトップ。開幕戦での13アシストなど2ケタアシストが4回もあり、1試合平均では昨季の7.4アシストをわずかに上回る。パワーフォワードを本職とする桜木はインサイドで起点となり、チームのオフェンスを組み立てている。
■スティール
1:中山拓哉(秋田ノーザンハピネッツ/2.6スティール)
2:ジェフ・ギブス(栃木ブレックス/2.4スティール)
3:マイケル・パーカー(千葉ジェッツ/1.7スティール)
B2スティール王がB1の舞台でも躍動。ボール奪取後の速攻などで平均9.4得点も挙げる一方、ターンオーバー数がリーグ3位の45個だ。ギブスは長いウイングスパン、機動力を活かし、1位に迫る平均2.4スティールをマークしている。
■ブロック
1:カディーム・コールビー(秋田ノーザンハピネッツ/3.0ブロック)
2:デイヴィッド・サイモン(京都ハンナリーズ/2.0ブロック)
3:ラモント・ハミルトン(新潟アルビレックスBB/1.7ブロック)
206センチ114キロのコールビーは昨季平均1.7ブロックを大幅に上回るペース。昨季リーダーのハシーム・サビート・マンカ(元横浜ビー・コルセアーズ)ほど大柄ではないが、得意のブロックで相手のシュートを防いでいる。
■リバウンド
1:アイザック・バッツ(シーホース三河/12.8リバウンド)
2:ライアン・ロシター(栃木ブレックス/12.0リバウンド)
3:ガニ・ラワル(滋賀レイクスターズ/11.7リバウンド)
3:ジョシュ・ハレルソン(大阪エヴェッサ/11.7リバウンド)
総数ではロシター、ラワル、ハレルソン、ジョシュア・スミス(富山)に分があるが、平均数では三河のゴール下に君臨するバッツが1位。さらに、B1個人通算1500リバウンド達成まであと「23」に迫っている。
■フリースロー成功率
1:阿部友和(富山グラウジーズ/100%)
2:辻直人(川崎ブレイブサンダース/89.2%)
3:ディオール・フィッシャー(滋賀レイクスターズ/87.9%)
阿部が獲得した20本すべてを決める100パーセント。過去2シーズンも試投数こそ少なかったものの、2016-17シーズンは100パーセント(6本中6本)、2017-18シーズンは87.5パーセント(16本中14本)と高確率だった。
■3ポイントシュート成功率
1:石井講祐(千葉ジェッツ/49.1%)
2:安藤周人(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ/48.0%)
3:金丸晃輔(シーホース三河/46.4%)
リーグ屈指のシューター、金丸を抑えた石井がリーグ最高49.1パーセントの成績を残す。試投数がリーグ2番目に多い安藤も48パーセントと高確率で長距離砲を沈めている。