■滋賀レイクスターズvs三遠ネオフェニックス(@ウカルちゃんアリーナ)
第1戦:12月8日14時5分、第2戦:12月9日14時5分
第10節で星を分け合った三遠ネオフェニックスとの再戦を迎える滋賀レイクスターズ。「第94回天皇杯・第85回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」も含めて4連敗中だが、次節からは重要な同地区対決8連戦が控えている。三遠と決着をつけ、次節に向けて弾みをつけることができるか。
前節はサンロッカーズ渋谷を相手に、1戦目は58得点止まりで完敗。今季も大きな課題となっている3ポイントが決まらず、欠場した伊藤大司に代わってスターターを務めた二ノ宮康平が9本打って成功が1本のみ、鹿野洵生も5本すべて外した。2戦目は前半に52得点を挙げたが後半に失速し、3点差で涙を飲んだ。2戦ともターンオーバーは少なかったが、フリースロー試投数が少ないというオフェンス面のもう1つの課題も露呈した。
それに対し、白星と黒星を交互に繰り返す状況が続いていた三遠も、前節は千葉ジェッツのオフェンスを止められず連敗。フリースロー試投数が少なかったのは滋賀と同じだが、ターンオーバーを2戦計37個と乱発してしまった。2シーズンぶりにチームに加わったジョシュ・チルドレスは良いパフォーマンスを発揮しており、その強みをチームとしてもっと活かしたいところだ。
前節の戦いぶりにも表れたように、両チームのウィークポイントはフリースロー。試投数、成功数のいずれも三遠がワースト1位、滋賀が同2位と、得点力不足の一因となっている。互いにファウル数は多めとあって、より積極的にペイントエリアを攻めてファウルをもらうプレーを遂行できたほうが試合を優位に進めるはずだ。チルドレスというフィニッシャーがいる三遠に対し、滋賀としては全員でリングにアタックする姿勢が必要。中でも期待したいのが西裕太郎と、特別指定選手として加入したばかりの中村功平だ。天皇杯2次ラウンドを欠場した伊藤が引き続き不在となれば、ポイントガードである2人の働きはより重要になる。三遠のディフェンスをかき回す2人の姿ははたして見られるか。
文=吉川哲彦
■ロースター
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
西裕太郎
二ノ宮康平
紺野ニズベット翔
樋口大倫
高橋耕陽
荒尾岳
ガニ・ラワル
狩野祐介
伊藤大司
ディオール・フィッシャー
鹿野洵生
中村功平(特別指定選手)
・三遠(ヘッドコーチ:藤田弘輝)
ジョシュ・チルドレス
ロバート・ドジャー
寺園脩斗
川嶋勇人
長谷川智伸
渡邊翔太
太田敦也
岡田慎吾
ダシルバヒサシ
鈴木達也
菅野翔太
ウィリアム・マクドナルド
田渡修人