5月11日に横浜アリーナで行われた「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2018-19」のファイナル。千葉ジェッツは2年連続でアルバルク東京に敗れ、今シーズンも悲願のリーグ初制覇を逃した。
「私たちのエンジンがかかるのが遅すぎて、こういう展開になってしまいました」 と、試合後に口にしたのはギャビン・エドワーズ。その言葉どおり、千葉は前半を2点ビハインドで終え、第3クォーターの10分間は12-29とされた。最後の10分間は開始から怒とうの反撃を見せたが、あと4点届かなかった。
エドワーズは計20得点中後半に15点、第4クォーターでは11得点を挙げ、富樫勇樹とともに追いあげの立役者となった。しかし、「A東京のようなチームに勝つためには、やはり勢いづいた良いディフェンスから点を取るということを、途中ではなく常にやっていかないとやはり勝てない。あれが私たちの強みでもありますし、しっかりできなかったこと、遅かったということが敗因だと思います」 と再び悔しさをにじませた。
それでも、昨季のファイナルでは25点差をつけられた大敗したが、今回は最後まで粘りを見せた。エドワーズは「今シーズンは点差が開いた時でも、あきらめずにしっかりと戦って、点差を縮めて勝つという試合がけっこう多かった。なので、そういうシーズン中の試合が、今日のような結果につながったと思う」と振り返る。
レギュラーシーズンでは52勝8敗という歴代最高勝率を挙げた千葉。一発勝負の頂上決戦には惜しくも敗れたが、2年連続地区優勝と天皇杯3連覇も果たしたその強さは、多くのBリーグファンの脳裏に今でも焼き付いているはずだ。