川崎ブレイブサンダースは10月30日、12月28日、29日にとどろきアリーナで開催される滋賀レイクスターズ戦を「EXCITING CHARGE DAY」と題し、様々なイベントを実施すると発表。同日、川崎市内で概要発表記者会見が開催された。
「EXCITING CHARGE DAY」は、リーグ後半戦と「第95回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」のタイトル獲得へ向けて「エナジーをチャージする」というコンセプトのもとで行われる。
今季のBリーグが開幕して約1カ月。川崎は白星が先行し、現在8勝2敗で中地区1位と好調をキープ。会見に登壇した元沢伸夫社長は、ここまでのチームを讃えながらも、「これからさらに他のクラブは川崎の研究をしてくるでしょうし、我々の中でも調子の悪い選手が出てきてうまくいかない時期が今後の半年間で一度や二度ある。リーグ制覇は簡単じゃないと我々も強く感じています」と述べた。
続けて、同イベント開催に至った経緯をこう話した。
「リーグ前半戦が終わり、且つ、天皇杯ファイナルラウンドが年明けにありますので、その直前である12月末の時期がエナジーをチャージするのにベストだろうと考えました。このタイミングでサンダースファミリーの皆さんにもエナジーをチャージしていただいて、年が明けた2020年のリーグ戦のロケットスタートと天皇杯獲得につなげていきたいという想いが詰まっています」
会見では滋賀戦の2日間で実施予定のコンテンツ内容も発表され、篠山竜青、藤井祐眞、ニック・ファジーカスがイベントで着用するスペシャルユニフォームを着用して登場した。ユニフォームデザインにはステンシルアーティストのKANSUKE AKAIKE氏を起用し、ステンシルによる力強さ、スピード感、生々しさを表現。脇部分は稲妻ロゴとスプレーの垂れをグラフィカルにパターン化したうえに、選手それぞれが語った勝利への意気込みを文字にしてレイアウトされている。
キャプテンの篠山は「非常にワイルドでカッコいいデザインですし、当日は同じデザインのユニフォームが配布されるということで、ぜひとどろきアリーナが一体となった雰囲気づくりができればいいなと思います」とコメント。篠山の言葉どおり、2日間限定でクラブ創設70周年を意味する背番号「70」のスペシャルユニフォームが来場者へ配布される(※2日間合計1万席分。「お試シート」は対象外)。
「チーム一丸、“エナジー”を持って皆さんに気持ちが伝わるプレーをしたい」と、滋賀との2連戦へ向け意気込みを口にした藤井。当日のアリーナでは、この日登壇した3選手がプロデュースした“エナジーフード”がアリーナグルメとして販売されることも発表された。
藤井は「ぜひ食べていただきたい」とファンへ言葉を送ったが、どんなグルメにするかは「これから決める」とのこと。一方、篠山は「現段階で僕が言えるヒントは『ニンニク』です」、ファジーカスは「ホーム会場でも発売されているけど、僕はすごくスムージーが好きだし、スムージーはエナジーフードでもある。もしかしたら(スムージーの)別味を作るかもしれない」と、現時点で考えている内容を教えてくれた。
そのほか、よしもと芸人の『ココリコ』、『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳さんなどの来場。28日にはスタジオ地図とのコラボレーションにより、映画『時をかける少女』の応援上映も実施するとどろきアリーナでの「EXCITING CHARGE DAY」。
会見の中で、元沢社長は台風19号により被害を受けた川崎市の復興にも微力ながら貢献したいとも話した。
「スポーツには不思議な力があると思っています。選手たちが一生懸命戦っている姿を見ると不思議と活力、それこそ“エナジー”をお届けできると我々は信じています。この試合には、まだ川崎ブレイブサンダースの試合を見たことがない方にもご来場いただいて、いつも以上のエナジーをお届けしたい。そうすることで日頃お世話になっている川崎市へ少しでも恩返しになるのでは、という想いもこめられています」
「EXCITING CHARGE DAY」が開催される2日間は、ぜひとどろきアリーナへ足を運んで2019年を締めくくる有意義な時間を過ごしてみてはいかがだろうか。