9月10日、ライジングゼファー福岡は堤啓士朗がプレーヤーとして同クラブを退団し、育成部(U15・スクール)のテクニカルアドバイザーに就任することを発表した。なお、堤は株式会社マッシヴドライヴとアスリート社員契約を結び、同社が運営する3x3チーム「唐津レオブラックス」で現役生活を続行するという。
現在34歳の堤は183センチ84キロのポイントガード。専修大学卒業後の2009年に高松ファイブアローズ(現香川ファイブアローズ)でキャリアを始め、翌年にライジング福岡(現ライジングゼファー福岡)へ入団した。その後は群馬クレインサンダーズやTGI D-RISEなどを渡り歩き、2016-17シーズンに福岡へ復帰。2018-19シーズンは愛媛オレンジバイキングスで過ごすも、2019-20シーズンに福岡へ2度目の復帰を果たしていた。
今回の発表に際して同選手は、福岡の公式HPにて以下のようにコメントしている。
「この度ライジングゼファーフクオカを退団する事になりました。まずはライジングゼファー福岡に関わるすべての皆様に感謝を申し上げます。地元、福岡でプレーした6シーズンは僕の人生で間違いなく忘れることはないです。楽しいとき、悔しいとき、優勝したとき、うまくいかなかったとき、いろいろなことがありました。その中で一緒に戦ってくれた仲間や、ブースターの皆様は僕の財産です。本当にありがとうございました!」
また、唐津からの公式リリースを通して、以下のようなコメントで新たな挑戦への意気込みを述べている。
「2014年に行われたFIBA3x3ワールドツアー・マニラ大会に出場した時から3x3という競技に興味を持っていました。まだまだ3人制の経験は浅いですが、今までの5人制の実績や経験は必ず活かせるものだと思っていますので、早くアジャストしていきたいです。これまでプロバスケットボールプレーヤーしかやってこなかった自分ですが、これからは3x3プロプレイヤーと並行し、ビジネスマンとしても活躍していきたいと考えています」