1月10日、さいたまスーパーアリーナにて「第94回天皇杯・第85回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」のファイナルラウンドが行われ、男子準々決勝で千葉ジェッツが川崎ブレイブサンダースと対戦した。
大会3連覇を狙う千葉は第1クォーター、マイケル・パーカーが7得点を挙げて攻撃をけん引する。しかし、ニック・ファジーカスに6得点を許すなどで拮抗。19-17で最初の10分間を終えた。
第2クォーターは、立ちあがりから0-8を許して一気に5点ビハインドに。その後はロースコアゲームとなり、残り36秒に田口成浩が貴重な3ポイントをマーク。29-31で試合を折り返した。
第3クォーター、富樫勇樹が先制点を奪うと、ギャビン・エドワーズ、アキ・チェンバースが続きリードを奪い返す。さらにはディフェンスの強度を上げて相手のミスを誘い、速攻から加点し徐々に引き離す。この10分間を21-9とし、10点差で最終クォーターを迎えた。
第4クォーターは小野龍猛、西村文男の得点で点差をキープする。終盤、6点差まで詰められるも、試合終了残り1分22秒からエドワーズ、富樫が連続得点を記録。だが、ここから川崎に驚異の粘りを見せられる。65-58の同34秒から小野が連続ターンオーバーを犯すと、同23秒には長谷川技に3ポイントを決められ2点差とされる。それでも、何とか最後までリードを守りきり最終スコア66-63でタイムアップ。
川崎の猛追を凌いで勝利した千葉は、12日の準決勝でアルバルク東京と対戦する。
【試合結果】
川崎ブレイブサンダース 63-66 千葉ジェッツ(@さいたまスーパーアリーナ)
川崎|17|14|9|23|=63
千葉|19|10|21|16|=66