1月4日に「第93回天皇杯・第84回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」のファイナルラウンド(準々決勝~決勝)がさいたまスーパーアリーナで開幕。5日の女子準々決勝第1試合では、大会5連覇を目指すJX-ENEOSサンフラワーズがトヨタ紡織サンシャインラビッツを69-44で退け、準決勝進出を果たした。
準々決勝以降からは、2020年東京オリンピックのバスケットボールの試合会場となるさいたまスーパーアリーナに舞台を移した今大会。JX-ENEOSのキャプテン吉田亜沙美は試合後、「(この会場でプレーすることは)みんな初めてだったので最初はバタバタしてしまった部分があった」と口にし、「自分たちのペースを掴むのに時間がかかったが、それでも我慢してディフェンスをして、(相手を)第1クォーターで11点、第2クォーターで8点に抑えられたことはまずまずだったと思います」と試合を振り返った。
一方で、「オフェンスの部分で足が止まったりした部分があった。今日のゲームを振り返って修正し明日に臨めればなと思います」と、25点差の圧勝にも気を抜かない。
7日の決勝戦まで進むには、この試合から3連戦となる“女王”JX-ENEOS。吉田は「3連戦がどれだけキツいかということは国際大会でもやっているのでわかっている」と述べるも、「日本人同士でスピードとかが海外選手とは全く違うプレースタイルなので、体力的な部分が心配」と心情を吐露。「まずは明日勝つということだけを考えてしっかり戦いたい」と、トヨタ自動車アンテロープスと激突することとなった準決勝へ向けて意気込みを述べた。