デンソーアイリスが4Qに富士通レッドウェーブを突き放し決勝進出/皇后杯準決勝第2試合

積極果敢なプレーで決勝進出に大きく貢献したルーキー、赤穂ひまわり[写真]=山口剛生

 1月6日、さいたまスーパーアリーナで「第93回天皇杯・第84回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」ファイナルラウンド(男女準々決勝~決勝)の女子準決勝が行われた。第2試合では、富士通レッドウェーブとデンソーアイリスが対戦した。

 第1クォーター、デンソーはルーキーの赤穂ひまわりのシュートが決まり、試合を優位に進めていく。富士通はこちらもルーキーの栗林未和が初得点を挙げ、中盤には2点差まで追いつくも、同クォーターは20-18とデンソーが2点をリード。続く第2クォーターは、赤穂さくらが6得点を挙げるなど、デンソーが16-9とリードを広げ、前半は36-27と、9点差を付ける。

 すると第3クォーター、富士通は町田瑠唯の4連続得点、篠崎澪も4連続得点を挙げて一気に1点差へ。そして残り約5分33秒に栗林が得点し、39-38と一気に逆転。デンソーは大黒柱の髙田真希と赤穂(ひ)がファウルトラブルに追い込まれる。結局、第3クォーターは富士通が22-12とリードを奪い、1点リードで最終クォーターへ。

 しかし、第4クォーターが始まると髙田が逆転シュートを決め、赤穂(ひ)がフリースロー、ミドルシュートを決めて、デンソーが一気にリードを奪い返した。そして髙田や伊集南、赤穂(さ)がさらに加点し、デンソーが2ケタリード。同クォーターの猛攻により、デンソーが76-62で富士通を下して勝利し、初優勝を懸けたJX-ENEOSとの決勝戦への切符を手に入れた。

ファウルトラブルに陥るも、19得点13リバウンドをマークした髙田(右)[写真]=山口剛生

【試合結果】
富士通レッドウェーブ 62-76 デンソー アイリス(@さいたまスーパーアリーナ)
富士通 |18| 9|22|13|=62
デンソー |20|16|12|28|=76

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