オフェンス力が売りの両チーム、勝敗のカギはリバウンド

 12月1日、グレゴリー・ウィッティントンを故障で欠いたレバンガ北海道は、9連敗中だった島根スサノオマジックに白星を献上。序盤からリードを許し、第3クォーターに一時2点差まで詰め寄ったものの、その後は突き放された。2戦目(12月2日)も第3クォーターまでに13点リードされたが、第4クォーターに33得点とオフェンスが爆発して逆転勝利。マーク・トラソリーニが2戦計45得点を挙げたほか、2戦目では折茂武彦が今季最多の20得点、さらに関野剛平も15得点。松島良豪も約19分の出場で4アシスト3スティールと存在感を示した。

 今節はホームで名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの対戦。その名古屋Dも、前節の京都ハンナリーズ戦は1勝1敗。1戦目(12月2日)は本来のオフェンス力がよみがえり、今季最多の105得点。3ポイントシュートを高確率で決め、24得点の安藤周人を筆頭に、5人が2ケタ得点を挙げた。しかし2戦目はその勢いがなく、第4クォーター最終盤に逆転されて連勝を逃している。

 オフェンス力が売りの両チームは、リバウンドでリーグ下位という点も共通しており、それが失点の多さにつながっている。激しいディフェンスで相手のシュートミスを誘ったうえで、リバウンドを確保できるかが勝敗を分けそうだ。

文=吉川哲彦

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